こんにちは。山道具ラボのShinです。

お盆に赤岳へ行ってきました。山頂では何ひとつ見えず、いちばん良かったのは下り始めてからでした。

Trail Notes

木曜、赤岳へ。3度目だが、東から入るのは初めてだった。真教寺尾根で上がって、県界尾根で下りる日帰り。息子と来たときに地図で見て、これは無理だと思って見送った尾根だ。

標高2,400mを越えると岩場と鎖が続く。登り自体は止まらないのに、ほとんど真上に上がるので地図の上では進まない。時間だけが減っていく。

13時23分、山頂。標識の後ろは白一色で、風が強くて汗が冷えた。3時間半かけて登ってきて、25分で下り始めた。

県界尾根に入って5分で、ガスが割れかけた。足元しか見えなかったのが、右下に畑らしいものが透けはじめる。

14時06分。虹は空ではなく、下に出ていた。谷を斜めに横切って、樹林の尾根の上に色の帯が落ちている。43分前に何も見えなかった場所から下りてきて、これだった。

窓が開いていたのは1時間ほど。あとは遠雷が近づいてきて、最後はゲリラ雷雨のなかを下りた。

先週の新着記事

赤岳・真教寺尾根から県界尾根へ 日帰り
上のTrail Notesの全文。標高2,400mから上の500mがこの周回の本体で、そこに入る前に天気と時間を判断すればいい、というのが歩いて分かったことだった。

登山口へ続く道は、たいてい1本しかない
燕岳の中房線が土石流で断たれた。一ノ沢は2年、便ヶ島は3年、広河原〜北沢峠は7年閉じたまま。行き先を決める段階で数えておきたいことの話。

登山で携帯トイレを持つ山、持たなくていい山
「1回分」は水で測った数字で、尿での実効量を出しているメーカーはほとんどない。しかも高所では出る量そのものが増える。

予報は晴れなのに山で降られる
まず覚える5つの雲を、崩れるまでの猶予が短い順に。今回の赤岳もこれに追われて下りている。

いま、よく読まれている

日清「冷しカップヌードル」を山の目で読む
熱湯禁止の正体を特許文献から。前に乾徳山の山頂で氷水から作ってみて、これは書かねばと思った一本。夏じゅうずっといちばん読まれている。

バックパック生地の革命2025
DCF、Ultra、ALUULA、DWC。同じ素材から4つの設計思想が枝分かれしている。

ヘリノックス チェアゼロLTは通常モデルと何が違うのか
494gでほぼ同じ重さなのに5,000円高い。その差が何に使われているか。

テント場に着いてからの3本

お盆はテント場が一年でいちばん混む。張る場所を決めてから朝までのあいだに起きることを、3本。

テント泊の体感温度は「張る場所」で決まる
同じテント場でも十数メートル離れるだけで、冷える一角と暖まる一角がある。シュラフを買い替える前に読む話。

ペグダウンの流儀
テントが風で壊れるのは、生地が裂けるからでもポールが折れるからでもなく、たいてい1本のペグが抜けるところから始まる。

テント場の夜、おならを我慢するあなたへ
標高が上がると腸の中のガスは実際に膨らむ。我慢しているのは気のせいではない。

「名人」シリーズのこと

クイズで覚えるアプリを3本出しています。山の花名人、山の雲名人、山の鳥名人。電波が届かなくても全機能が使えて、広告もサブスクもありません。本体は無料です。

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